2016年10月26日
北乃きいが「ZIP!」打ち上げで号泣「私のこと嫌いだったんですか?」
北乃きいが「ZIP!」打ち上げで号泣しながら、なんでも『みんな、きいのこと嫌いだったんですかぁ?』とその場で訴えかけたとか・・・
北乃きい写真集 『 K twenty 』
「ZIP!」で2年間総合司会を務め、9月30日に卒業した北乃きいの卒業理由はやはりリストラだったと「週刊文春」が報じている。
「番組のために午前2時半起床という生活が続き、女優仕事を断らなければいけないことも多かった、今後は女優業に専念したいという北乃の想いからの卒業というのが降板の表向きの理由でした。ところが実際のところは、北乃にもはや伸びしろが感じられなかったことから早めに見切りをつけられ、フレッシュな川島海荷にスイッチさせられたようですね」(エンタメ誌記者)
また、同誌では北乃の同番組出演最終日に行われたという打ち上げの様子を紹介しており、その席で北乃は「毎日2時に起きて頑張ったのに。どうして交代なんですか?」と未練タラタラで涙も見せていたという。
K(CD2枚組+DVD)
「なんでも『みんな、きいのこと嫌いだったんですかぁ?』とその場で訴えかけるなど、かなり自暴自棄になっていたようです。確かに司会就任後からは女優業として大した実績も残せておらず、現在もフェードアウト状態ですから、北乃が感極まってしまうのも無理はない。しかも製作陣だっていろいろマイナーチェンジをして視聴率を上げていかなくてはならない。今回の打ち上げ報道により、北乃には重たいイメージまで付いてしまいましたから、今後はさらに心配ですね」(前出・エンタメ誌記者)
http://www.asagei.com/excerpt/68749
「北乃きいもなんだかな~」
「うんうん落ち目感あるよね」
「どこでそうなっちゃったんだろう?」
「あれじゃない?大河の・・・ほら?なんだっけ?」
「出てこない時点で推して知るべしだね・・・」
北乃きい写真集 『 K twenty 』
「ZIP!」で2年間総合司会を務め、9月30日に卒業した北乃きいの卒業理由はやはりリストラだったと「週刊文春」が報じている。
「番組のために午前2時半起床という生活が続き、女優仕事を断らなければいけないことも多かった、今後は女優業に専念したいという北乃の想いからの卒業というのが降板の表向きの理由でした。ところが実際のところは、北乃にもはや伸びしろが感じられなかったことから早めに見切りをつけられ、フレッシュな川島海荷にスイッチさせられたようですね」(エンタメ誌記者)
また、同誌では北乃の同番組出演最終日に行われたという打ち上げの様子を紹介しており、その席で北乃は「毎日2時に起きて頑張ったのに。どうして交代なんですか?」と未練タラタラで涙も見せていたという。
K(CD2枚組+DVD)
「なんでも『みんな、きいのこと嫌いだったんですかぁ?』とその場で訴えかけるなど、かなり自暴自棄になっていたようです。確かに司会就任後からは女優業として大した実績も残せておらず、現在もフェードアウト状態ですから、北乃が感極まってしまうのも無理はない。しかも製作陣だっていろいろマイナーチェンジをして視聴率を上げていかなくてはならない。今回の打ち上げ報道により、北乃には重たいイメージまで付いてしまいましたから、今後はさらに心配ですね」(前出・エンタメ誌記者)
http://www.asagei.com/excerpt/68749
「北乃きいもなんだかな~」
「うんうん落ち目感あるよね」
「どこでそうなっちゃったんだろう?」
「あれじゃない?大河の・・・ほら?なんだっけ?」
「出てこない時点で推して知るべしだね・・・」
タグ :北乃きい
2016年10月04日
宇多田ヒカルの「Fantôme」全米6位が、どれくらいすごいのか?
宇多田ヒカルの「Fantôme」全米6位が、どれくらいすごいのか?
わかりやすくBASEMENT-TIMES 読める音楽ウェブマガジンで紹介されていました!
http://basement-times.com/utada-hikaru-fantome/
↑
もちろんアマソンでも1位!
「宇多田ヒカル「Fantôme」全米チャートで6位を記録」(ちなみに最高3位まで上がった)
これはヤバい。事件ですよ。
USのiTunesで6位ですと!!??事件だ! kj RT @UBlog: #6. #Fantôme #UtadaHikaru @utadahikaru @hikki_staff https://t.co/JIVKeB4Zoi— 宇多田ヒカルSTAFF (@hikki_staff) 2016年9月28日 はひ?! https://t.co/AQ7FsLuT7D— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年9月28日
なんなら本人とスタッフまで驚いている始末。
今まで沢山のミュージシャンが挑戦して失敗して帰ってきた、アメリカという魔境
音楽業界という側面から見た時のアメリカ・・・みなさんどんなものだと思いますか?
答えは魔境。ハンターハンターで言えば暗黒大陸。一番強いやつが満を持して進出した結果その入り口だけみて絶望、尻尾を巻いて帰ってくる、全く持ってスケール違いの空間。
言い直すと「日本のミュージシャンがアメリカで成功するのはホントに難しい、というかむしろ普通に無理」ということ。
今までにも沢山の名だたる邦楽ミュージシャンがアメリカに進出してはボロボロに負けて帰ってきている。
有名どころで言えばX JAPANもドリカムも倖田來未も赤西仁もアメリカのデカさの前に挫けた。
出ていく前は意気揚々に「全米進出するぞ!凄いぞ!」とニュースとかでバンバン流すものの、進出後の報告が全くないアレ。みなさんもこの現象覚えがないだろうか。
かくいう宇多田ヒカルも全米デビュー挑戦組の一人である。
全米デビュー用にUtada名義に変え、音楽性もかなりアメリカに寄せてつっくた「Exodus」というアルバムを引っ提げて進出。が、結果は思うように振るわなかった。
とまあアメリカはマジで魔境なワケである。唯一成功したといえば坂本九の「上を向いて歩こう」あちらでのタイトルは"Sukiyaki"。正直胸を張って成功したといえるのはこれだけ。
ということで次は何でこうまでアメリカ進出が難しいのか
なぜアメリカ進出が難しいのか、一つめの理由は「アメリカ人は英語圏の音楽以外をあまり聞かない」というやつ。
日本と同じく自国の音楽が主流のアメリカだが、母国語以外の音楽への厳しさは日本以上。
データによると聴く音楽の9割以上が自国の音楽らしい。ちなみに日本の洋楽シェアは25%~30%ほど。自国の音楽以外を聴く文化がない人たちに”洋楽”を売り込むという時点で茨の道なワケである。日本人だってイスラム圏の音楽なんて滅多に聴きやしない。そういう風に置き換えて考えれば当然といえば当然である。
二つ目は「英語で歌っていないと何言ってるかわからない」つまり言葉の壁。
日本でも洋楽を聴かない・聴けない理由のトップに上がるが、元々洋楽を聴く文化があまりないアメリカ人にとってはさらに高いハードルになるんだそう。
「じゃあアメリカ向けに英語で歌ってリリースします!」と向こうに寄せていったらどうだろうか、と思うかもしれないが、そこにもまた壁があるのがアメリカが魔境たる理由なのだ。
何が壁になるかというと発音。やたら厳しいらしい。
フリーダム!イコーリティ!と声高にいう割には意外とムラ社会的なところがありやがるのがアメリカという国で、学校でもオーストラリアなまりだったりと、発音が完璧でも英語になまりあるだけでイジメのターゲットになるらしい。
なので生粋の日本人が覚えたての英語で歌ったところで鼻で笑われてハイ終了、といった感じになるらしい。なんか別にアメリカに何かされたわけでもないのにちょっと腹立ってきたぞ…
宇多田ヒカルはNY生まれだし、発音も完璧でアメリカ進出していったが、このあたりは要は”スタートラインに立つために必要なこと”程度というワケだ。
ということで、アメリカが魔境な理由がおわかりいただけただろうか。さらに言うと上のに加えて「見た目がドギツクないと売れない」という文化的な理由や、「宣伝広告費のスケールが全然違う」という金銭的、国家的スケールのお話まで色々と絡んでくる。
改めて書いてみて思うが、マジで誰も得しないし、傷を負って帰ってくるだけなのでアメリカ進出はもうやめたほうがいいんじゃないのかと思う。
「売りに行ったというか「売れちゃった」という感じなんだって?」
「そうらしいね、プロモーションがっつりみたいじゃないんだって!」
アメリカが如何に魔境かおわかりいただけただろうか。そんな魔境でチャート入りする宇多田ヤバい!とみんな騒いでいるわけなのだが、今回はもう一つヤバい理由がある。
今回のアルバム、アルバム「Exodus」のようにアメリカ進出を意識して、マーケティングして、プロモーションして…みたいなアルバムではないのだ。
今回のアルバム、収録曲のほとんどが日本語詞であるし、宇多田ヒカル本人も「日本語の“唄”を歌いたかった」と発言するように、日本人の日本人のためのアルバムという感じなのである。
一応海外でも販売しといたら予想以上に売れちゃってる。みたいな状態なのである。本人とスタッフが驚いてるのもそれが理由だろう。
「なんで売れたのかな?」
「ではなんで売れたのかをまとめてくれてる。。」
もう正直本人らも驚いてるぐらいなのでアウトサイダーの私がビシっとその理由を答えられるはずもないのだが、考えられる理由を挙げていきたいと思う。
・プロモーション
経済というか商売というか、その類のものはある種正直なとこがあって「どんな商品でも、それが良かろうと悪かろうと、金を掛ければ掛けたなりに売れる」ものである。
宇多田の今回のアルバムも、ただ金を沢山かけてプロモーションしたから売れただけでじゃないのかという説である。
ということで当サイトのニューヨーク支部担当の上田さやか氏にアメリカでの宇多田のプロモーション具合を聴いてみたのだが、彼女曰く「特別金が掛かってはいないと思う」のだそう。
ということはつまりプロモーション説は間違い、他に売れた理由があるというワケだ。
・クールジャパン、アニメタイアップ
最近海外で売れているアーティストのパターンの一つがコレ。クールジャパンとアニメタイアップ。
そりゃあもう国を上げて取り組んでいるのだがから、その効果はデカくて「海外でアニメがヒット → ついでに主題歌歌ってるやつもファンゲット」みたいな現象が起きている。
では今回の場合はどうだろうか。
宇多田ヒカルはエヴァの主題歌を歌ってはいるし、エヴァは海外でも結構人気ある。
恐らくエヴァ経由で宇多田ファンになった人も少なくないと予想される。ただ、確かにこの理由もあったにせよ、どこか決定打に掛けるように感じる。売れた理由の中の一つという具合だろう。
・チャートの集計方法
統計やら数字やらのカラクリ・・・こういった数字的なヤツは一部分だけ切り取ったり、都合のいい部分だけ使用することによって印象を操作することができる。
身近なところでいえば、中古で買ったブランド物の時計を「これ20万円するんだ(新品販売価格だと)」といって金持ってそうに見せるのとかそういった類のアレ。数字なんてのは見方によって簡単に印象が操作できるのだ。みんなもマスコミが言う数字を簡単に信じちゃだめだよ。
では今回の場合はどうだろうか。
今回3位まで上がったチャートはiTunes Store内のアルバムチャート。割と頻繁に更新されるという特徴がある、いわば瞬間風力を反映したチャートと言えるだろう。とりあえずこのあたりでは誤魔化しが利かなさそうだ。瞬間風力とは言え魔境アメリカでここまで上がるのは並大抵のことではない。
さらにツッコんで考えてみると、「聴き放題サービスでは宇多田ヒカルの曲が聴けない」なので販売チャート上で伸びた。という理由も考えられるが、もちろんあっちにも聞き放題で聴けないアーティストが結構いる。それが理由で売れるってワケでもないだろう。
そしてこの説自体、裏返してみれば「買ってでも聴きたいという関心の高いファンがいる」という根拠になる。
「じゃあ、売れたのは音楽が評価されたから?」
「、売れた理由についてあり得そうな理由を色々と考えてみたが、どうも決定的なものがないみたいだね」
逆説的な導き方になってしまったが、残る最後の理由は「音楽が評価されたから売れた」というやつ。国の壁、言葉の壁やら様々な壁を乗り越えて、それでもなお「良い音楽だ!」と思われ売れた、ということだろう。
何度も宇多田ヒカルの才能・音楽が凄い、と書いてきたが、特に復活後の彼女はされにもう一つ上のステップまでのぼりつめているように感じる。
キッカケさえあれば言葉の壁を乗り越えて海外で爆発しても全くおかしくない圧倒的クオリティだ。
今回はその音楽性が評価された結果としての全米チャート6位という数字ではないかと思う。
ということで、今回はアメリカチャートで6位入りの凄さと、売れた理由についての考察でした。
「今回のアルバム、必聴です。是非!」
Fantôme
わかりやすくBASEMENT-TIMES 読める音楽ウェブマガジンで紹介されていました!
http://basement-times.com/utada-hikaru-fantome/
宇多田ヒカル
Universal Music =music= (2016-09-28)
売り上げランキング: 1
Universal Music =music= (2016-09-28)
売り上げランキング: 1
↑
もちろんアマソンでも1位!
「宇多田ヒカル「Fantôme」全米チャートで6位を記録」(ちなみに最高3位まで上がった)
これはヤバい。事件ですよ。
USのiTunesで6位ですと!!??事件だ! kj RT @UBlog: #6. #Fantôme #UtadaHikaru @utadahikaru @hikki_staff https://t.co/JIVKeB4Zoi— 宇多田ヒカルSTAFF (@hikki_staff) 2016年9月28日 はひ?! https://t.co/AQ7FsLuT7D— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年9月28日
なんなら本人とスタッフまで驚いている始末。
今まで沢山のミュージシャンが挑戦して失敗して帰ってきた、アメリカという魔境
音楽業界という側面から見た時のアメリカ・・・みなさんどんなものだと思いますか?
答えは魔境。ハンターハンターで言えば暗黒大陸。一番強いやつが満を持して進出した結果その入り口だけみて絶望、尻尾を巻いて帰ってくる、全く持ってスケール違いの空間。
言い直すと「日本のミュージシャンがアメリカで成功するのはホントに難しい、というかむしろ普通に無理」ということ。
今までにも沢山の名だたる邦楽ミュージシャンがアメリカに進出してはボロボロに負けて帰ってきている。
有名どころで言えばX JAPANもドリカムも倖田來未も赤西仁もアメリカのデカさの前に挫けた。
出ていく前は意気揚々に「全米進出するぞ!凄いぞ!」とニュースとかでバンバン流すものの、進出後の報告が全くないアレ。みなさんもこの現象覚えがないだろうか。
かくいう宇多田ヒカルも全米デビュー挑戦組の一人である。
全米デビュー用にUtada名義に変え、音楽性もかなりアメリカに寄せてつっくた「Exodus」というアルバムを引っ提げて進出。が、結果は思うように振るわなかった。
とまあアメリカはマジで魔境なワケである。唯一成功したといえば坂本九の「上を向いて歩こう」あちらでのタイトルは"Sukiyaki"。正直胸を張って成功したといえるのはこれだけ。
ということで次は何でこうまでアメリカ進出が難しいのか
なぜアメリカ進出が難しいのか、一つめの理由は「アメリカ人は英語圏の音楽以外をあまり聞かない」というやつ。
日本と同じく自国の音楽が主流のアメリカだが、母国語以外の音楽への厳しさは日本以上。
データによると聴く音楽の9割以上が自国の音楽らしい。ちなみに日本の洋楽シェアは25%~30%ほど。自国の音楽以外を聴く文化がない人たちに”洋楽”を売り込むという時点で茨の道なワケである。日本人だってイスラム圏の音楽なんて滅多に聴きやしない。そういう風に置き換えて考えれば当然といえば当然である。
二つ目は「英語で歌っていないと何言ってるかわからない」つまり言葉の壁。
日本でも洋楽を聴かない・聴けない理由のトップに上がるが、元々洋楽を聴く文化があまりないアメリカ人にとってはさらに高いハードルになるんだそう。
「じゃあアメリカ向けに英語で歌ってリリースします!」と向こうに寄せていったらどうだろうか、と思うかもしれないが、そこにもまた壁があるのがアメリカが魔境たる理由なのだ。
何が壁になるかというと発音。やたら厳しいらしい。
フリーダム!イコーリティ!と声高にいう割には意外とムラ社会的なところがありやがるのがアメリカという国で、学校でもオーストラリアなまりだったりと、発音が完璧でも英語になまりあるだけでイジメのターゲットになるらしい。
なので生粋の日本人が覚えたての英語で歌ったところで鼻で笑われてハイ終了、といった感じになるらしい。なんか別にアメリカに何かされたわけでもないのにちょっと腹立ってきたぞ…
宇多田ヒカルはNY生まれだし、発音も完璧でアメリカ進出していったが、このあたりは要は”スタートラインに立つために必要なこと”程度というワケだ。
ということで、アメリカが魔境な理由がおわかりいただけただろうか。さらに言うと上のに加えて「見た目がドギツクないと売れない」という文化的な理由や、「宣伝広告費のスケールが全然違う」という金銭的、国家的スケールのお話まで色々と絡んでくる。
改めて書いてみて思うが、マジで誰も得しないし、傷を負って帰ってくるだけなのでアメリカ進出はもうやめたほうがいいんじゃないのかと思う。
「売りに行ったというか「売れちゃった」という感じなんだって?」
「そうらしいね、プロモーションがっつりみたいじゃないんだって!」
アメリカが如何に魔境かおわかりいただけただろうか。そんな魔境でチャート入りする宇多田ヤバい!とみんな騒いでいるわけなのだが、今回はもう一つヤバい理由がある。
今回のアルバム、アルバム「Exodus」のようにアメリカ進出を意識して、マーケティングして、プロモーションして…みたいなアルバムではないのだ。
今回のアルバム、収録曲のほとんどが日本語詞であるし、宇多田ヒカル本人も「日本語の“唄”を歌いたかった」と発言するように、日本人の日本人のためのアルバムという感じなのである。
一応海外でも販売しといたら予想以上に売れちゃってる。みたいな状態なのである。本人とスタッフが驚いてるのもそれが理由だろう。
「なんで売れたのかな?」
「ではなんで売れたのかをまとめてくれてる。。」
もう正直本人らも驚いてるぐらいなのでアウトサイダーの私がビシっとその理由を答えられるはずもないのだが、考えられる理由を挙げていきたいと思う。
・プロモーション
経済というか商売というか、その類のものはある種正直なとこがあって「どんな商品でも、それが良かろうと悪かろうと、金を掛ければ掛けたなりに売れる」ものである。
宇多田の今回のアルバムも、ただ金を沢山かけてプロモーションしたから売れただけでじゃないのかという説である。
ということで当サイトのニューヨーク支部担当の上田さやか氏にアメリカでの宇多田のプロモーション具合を聴いてみたのだが、彼女曰く「特別金が掛かってはいないと思う」のだそう。
ということはつまりプロモーション説は間違い、他に売れた理由があるというワケだ。
・クールジャパン、アニメタイアップ
最近海外で売れているアーティストのパターンの一つがコレ。クールジャパンとアニメタイアップ。
そりゃあもう国を上げて取り組んでいるのだがから、その効果はデカくて「海外でアニメがヒット → ついでに主題歌歌ってるやつもファンゲット」みたいな現象が起きている。
では今回の場合はどうだろうか。
宇多田ヒカルはエヴァの主題歌を歌ってはいるし、エヴァは海外でも結構人気ある。
恐らくエヴァ経由で宇多田ファンになった人も少なくないと予想される。ただ、確かにこの理由もあったにせよ、どこか決定打に掛けるように感じる。売れた理由の中の一つという具合だろう。
・チャートの集計方法
統計やら数字やらのカラクリ・・・こういった数字的なヤツは一部分だけ切り取ったり、都合のいい部分だけ使用することによって印象を操作することができる。
身近なところでいえば、中古で買ったブランド物の時計を「これ20万円するんだ(新品販売価格だと)」といって金持ってそうに見せるのとかそういった類のアレ。数字なんてのは見方によって簡単に印象が操作できるのだ。みんなもマスコミが言う数字を簡単に信じちゃだめだよ。
では今回の場合はどうだろうか。
今回3位まで上がったチャートはiTunes Store内のアルバムチャート。割と頻繁に更新されるという特徴がある、いわば瞬間風力を反映したチャートと言えるだろう。とりあえずこのあたりでは誤魔化しが利かなさそうだ。瞬間風力とは言え魔境アメリカでここまで上がるのは並大抵のことではない。
さらにツッコんで考えてみると、「聴き放題サービスでは宇多田ヒカルの曲が聴けない」なので販売チャート上で伸びた。という理由も考えられるが、もちろんあっちにも聞き放題で聴けないアーティストが結構いる。それが理由で売れるってワケでもないだろう。
そしてこの説自体、裏返してみれば「買ってでも聴きたいという関心の高いファンがいる」という根拠になる。
「じゃあ、売れたのは音楽が評価されたから?」
「、売れた理由についてあり得そうな理由を色々と考えてみたが、どうも決定的なものがないみたいだね」
逆説的な導き方になってしまったが、残る最後の理由は「音楽が評価されたから売れた」というやつ。国の壁、言葉の壁やら様々な壁を乗り越えて、それでもなお「良い音楽だ!」と思われ売れた、ということだろう。
何度も宇多田ヒカルの才能・音楽が凄い、と書いてきたが、特に復活後の彼女はされにもう一つ上のステップまでのぼりつめているように感じる。
キッカケさえあれば言葉の壁を乗り越えて海外で爆発しても全くおかしくない圧倒的クオリティだ。
今回はその音楽性が評価された結果としての全米チャート6位という数字ではないかと思う。
ということで、今回はアメリカチャートで6位入りの凄さと、売れた理由についての考察でした。
「今回のアルバム、必聴です。是非!」
Fantôme
Posted by たかしとあつこ at
14:01
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